囲碁
-
井山裕太王座・芝野虎丸名人が4強 囲碁・本因坊戦トーナメント
2024/3/28 18:34 299文字囲碁の第79期本因坊戦本戦トーナメント(毎日新聞社、日本棋院、関西棋院主催)2回戦の2局が28日に打たれた。歴代1位の本因坊11連覇の記録を持つ井山裕太王座(34)は関航太郎九段(22)に246手で白番中押し勝ちして4強入りを果たした。また、第75、76期に挑戦者となった芝野虎丸名人(24)も志田
-
囲碁
第79期本因坊戦トーナメント 小山空也六段-瀬戸大樹八段 第2局の4
2024/3/28 02:00 438文字◇人間だもの 瀬戸は白94と黒の嫌みをつく。攻められていても反撃を忘れてはいけない。黒98と受けると白97がうるさいので、黒95から工夫して受けた。白は左辺に一眼を作る空間を確保する成果を上げた。 瀬戸は形勢あしからずと思っていた。右上のコウを解消して地合いで先行し、白の大石のシノギもそう難しくは
-
囲碁・日中決戦 一力本因坊、中国の九段に敗れる 阿含・桐山杯
2024/3/27 18:21 325文字囲碁の阿含・桐山杯第24期早碁オープン戦日中決戦(日本棋院など主催)が27日、京都市山科区で打たれ、中国の楊鼎新九段(25)が一力遼本因坊(26)に159手で黒番中押し勝ちした。2019年第21期の張栩九段(44)以来の日本勢の勝利はならず、通算成績は日本の6勝18敗となった。 日本と中国、それぞ
-
囲碁
第79期本因坊戦トーナメント 小山空也六段-瀬戸大樹八段 第2局の3
2024/3/27 02:00 484文字◇白の大石に狙いをつける小山 黒53のコウダテに瀬戸は白54と働いた受け方をした。黒がコウを取ると白イをコウダテに使う算段だ。黒55とそれを拒否したので白はコウを解消。黒57には白58で下辺は破られない。 黒は59の切りから戦機を求める。白は69の平凡な一間トビもあるが、白60のハザマはかっこいい
-
囲碁
第79期本因坊戦トーナメント 小山空也六段-瀬戸大樹八段 第2局の2
2024/3/26 02:01 471文字◇盤の端っこでコウ争い 小山は12分かけて黒31のボウシを選んだ。下辺の大場との選択に、やはり大いに迷ったという。できることなら両方打ちたいが、それはかなわぬ夢だ。参考図が一例だが、実戦の進行とは展開がガラリと変わる。黒1のヒラキの位置は一路右や左も考えられる。白は右上の黒に寄り付きを、黒は左下の
-
-
囲碁
囲碁十段戦五番勝負第2局
2024/3/26 02:00 51文字◇囲碁十段戦五番勝負第2局(25日) 〇井山裕太王座(190手・白番中押し)●芝野虎丸十段=1勝1敗
-
囲碁
第79期本因坊戦トーナメント 小山空也六段-瀬戸大樹八段 第2局の1
2024/3/25 02:01 520文字◇絶好調の小山、迎え撃つ瀬戸 小山空也六段(27)=横浜市出身=がただ今絶好調である。昨年の成績は24勝9敗。中でも棋聖戦での活躍が目を引く。ファーストトーナメントを勝ち抜いて入ったCリーグで4勝1敗の好成績を収め、Bリーグ昇格を決めた。 今期本因坊戦では日本棋院東京予選で、奥田あや四段、森智咲初
-
囲碁
第79期本因坊戦トーナメント 小池芳弘七段-洪爽義五段 第1局の6
2024/3/24 02:00 453文字黒153を見て、洪、投了。小池がトーナメント開幕戦を飾り、2回戦に進出した。投了図以降は、白イ、黒ロ、白ハには黒ニと切ってもいいし、黒ホにマゲても攻め合い黒勝ちである。 本局序盤、白66までの厚い形を得ては、白が優位に立った。これには、小池の見落としも誤算もあった。まず、黒45のノビ。洪の注文を外
-
囲碁
第79期本因坊戦トーナメント 小池芳弘七段-洪爽義五段 第1局の5
2024/3/23 02:01 454文字◇洪、悔いの残る一局 白が右下隅にこだわったため、さしもの優勢も逆転。黒が優位に立った。そうした展開に、洪は自分自身が納得がいかなかったのだろう。本譜は坂道を転がり落ちるように形勢悪化に拍車をかけ、あっという間に投了に至る。記者が沈着冷静と見た洪にも、こんなことがあるのだ、と思った次第である。 黒
-
囲碁
囲碁 本因坊戦トーナメント 21日
2024/3/22 02:00 30文字▽2回戦〇余正麒八段(251手・黒番中押し)●小池芳弘七段
-
-
囲碁
第79期本因坊戦トーナメント 小池芳弘七段-洪爽義五段 第1局の4
2024/3/22 02:00 481文字◇白に一瞬の空白 洪の白98に小池は黒99のアテ込みで打った。対して洪は白100以下104を打ち、黒105に切らせてしまった。これが大問題。いっぺんに黒有望の碁になった。どうやら洪は、白104までで黒イを待ち、白109、黒106を利かして白105に戻す予定だったらしいのだが、そんな猶予はなかったの
-
囲碁
第79期本因坊戦トーナメント 小池芳弘七段-洪爽義五段 第1局の3
2024/3/21 02:00 582文字◇洪に反省の場面 左辺の折衝で白が優位に立った。黒67からは、布石のやり直し。不本意ながら非勢に陥った黒としては、気長にチャンスを待つよりない。 洪は関西棋院のホームページの棋士プロフィル欄で、自身の棋風を「中途半端」と自己分析している。記者は、カラく形勢判断に明るい、沈着冷静な碁と見ている。 白
-
囲碁
第79期本因坊戦トーナメント 小池芳弘七段-洪爽義五段 第1局の2
2024/3/20 02:01 471文字◇小池に誤算、洪優勢 黒33のカカリから、左辺で駆け引きが始まった。そして結論を先にいえば、後手ながら白66までの厚壮(こうそう)を得ては、白の打ちやすい碁になった。いや、はっきり白優勢だ。 原因はいくつかあるのだけど、最大は黒45のノビである。これでやれると考えたのが、小池の大きな誤算。普通に参
-
囲碁
クレスコ杯第27回ジュニア本因坊戦 全国大会で初優勝 福岡市立筑紫丘中2年・角優輝さん /福岡
2024/3/19 05:07 475文字◇「本当によかった」 東京都千代田区の毎日新聞東京本社で16、17の両日に行われた「クレスコ杯第27回ジュニア本因坊戦」(毎日新聞社主催、日本棋院・関西棋院後援、クレスコ特別協賛)全国大会で、九州地区代表の角(かど)優輝さん(14)=福岡市立筑紫丘中2年=が初優勝した。角さんは「みんなレベルが高く
-
囲碁
囲碁 ジュニア本因坊 角さんが初優勝
2024/3/19 02:02 338文字中学生以下の囲碁日本一を競う「クレスコ杯第27回ジュニア本因坊戦」(毎日新聞社主催、日本棋院・関西棋院後援、クレスコ特別協賛)全国大会の2日目が17日、東京都千代田区の毎日新聞東京本社で行われ、九州地区代表の角(かど)優輝さん(14)=福岡市立筑紫丘中2年=が5戦全勝で初優勝した。準優勝は、関東地
-
-
囲碁
第79期本因坊戦トーナメント 小池芳弘七段-洪爽義五段 第1局の1
2024/3/19 02:01 709文字◇トーナメント開幕 本因坊戦の挑戦者決定方式は、今期から前期までのリーグ戦を廃し16人による本戦トーナメント方式とした。本局はその開幕戦である。トーナメントであるから、4連勝で前期本因坊に就いた一力遼3冠への挑戦者となる。 小池芳弘七段。1998年7月生まれ。神奈川県出身。故・高林拓二七段門下。2
-
囲碁・ジュニア本因坊戦 九州地区代表の角優輝さんが優勝
2024/3/17 18:09 337文字中学生以下の囲碁日本一を競う「クレスコ杯第27回ジュニア本因坊戦」(毎日新聞社主催、日本棋院・関西棋院後援、クレスコ特別協賛)全国大会の2日目が17日、東京都千代田区の毎日新聞東京本社で行われ、九州地区代表の角(かど)優輝さん(14)=福岡市立筑紫丘中2年=が5戦全勝で初優勝した。準優勝は、関東地
-
囲碁
囲碁 ジュニア本因坊戦始まる
2024/3/17 02:02 128文字中学生以下の囲碁日本一を競う「クレスコ杯第27回ジュニア本因坊戦」(毎日新聞社主催、日本棋院・関西棋院後援、クレスコ特別協賛)の全国大会が16日、東京都千代田区の毎日新聞東京本社で始まった。各地区の代表者32人がそれぞれ5局戦い、得点により順位を決める。
-
囲碁・将棋スペシャル
囲碁 広瀬七段「剛柔流」で存在感 世界の舞台、本当に楽しみ
2024/3/17 02:02 1439文字<第15回春蘭杯国内予選決勝 広瀬優一七段VS関航太郎九段> 「悔しいけど、院生の頃から才気あふれるやつなんです」。大竹優七段(22)は広瀬優一七段(22)の囲碁センスを絶賛する。今回のテーマは「広瀬の棋風」。主要国際棋戦の一つ、春蘭杯の日本代表に選ばれるなど存在感が増してきている広瀬の碁を、長年
-
囲碁
第79期本因坊戦予選 謝依旻七段-上野愛咲美女流立葵杯 第28局の6
2024/3/17 02:00 745文字◇上野姉妹の記念日 上野は序盤の研究、ハンマーと呼ばれる中盤のパワーが持ち味。以前は「興味がなかった」という苦手なヨセは、ここ2年で克服している。 内田修平八段は「黒が右辺でうまくやった後、黒79で86、黒83で175ならば少し黒がよかった。白86を先手で決めたのが機敏で、そのあとはコウに強いこと
-