アタリ、アタリはヘボ碁かな (囲碁未来1996年5月号P51より)



[問題]
[黒番] 黒、この隅をどう生きますか。



[失敗]
黒1から3のアタリ、アタリで生きを確かめるのは失敗。黒1は俗手で外の白を厚くさせてしまいます。黒3では4からアテてとる手を考えるところですが、黒4、白3、黒5、白a、黒b、白c、黒d、白eで黒2子のシチョウと黒2の取りが見合いです。



[正解]
生きを考えるなら、単に黒1とハネるのが正着。白2に黒3とツイでいてよく、次に白aと黒1をアテでくるなら黒1の二つ上を打って両アタリです。黒1には黒1の二つ上をツグのが普通で、黒aとノビて一段落。黒1に白cのノビなら黒aのハイ。白dとノビざるを得ず、黒eからのキリが厳しい狙いとなります。