Re: 韓国棋院の昇段制度 ( No.1 ) |
- 日時: 2006/03/19 08:50
- 名前: 囲碁データベース <igoigo@jcom.home.ne.jp>
- 韓国棋院は既存の昇段大会(日本の大手合に相当)を廃止し、2003年1月にさかのぼって新昇段制度を適用すると発表した。2003年1月より適用される新昇段制度では、7年間(70局)の平均点数で40点以上(勝利点90点、負け点30点)確保すれば昇段することができることになった。
2002年まで適用されていた昇段ルールでは、別途行われる昇段大会に参加する必要があり、昇段に必要な最低平均点数も65点(5戦して3勝以上)と厳しかった。
韓国棋院昇段大会改正案 (2003年2月8日 財団法人韓国棋院)
現在の昇段大会(1年を上半期、下半期に分け、各5局の計10局の勝敗に応じて昇段点数を付与して昇段を決定していた)は廃止し、主要10棋戦(ランキング1〜10位の棋戦)の予選初戦の結果に昇段点数を付与して昇段を決定する方式に代えることにする。
■2003年昇段点数適用10棋戦(括弧内は開催予定日) 1)LG杯世界棋王戦(3月) 2)三星火災杯(7月) 3)農心辛ラーメン杯(6月) 4)LG精油杯(11月) 5)王位戦(1月) 6)棋聖戦(4月) 7)国手戦(3月) 8)名人戦(3月) 9)バッカス杯天元戦(1〜2月) 10)覇王戦(4月) 11)KBS囲碁王戦 * 2003年1月に開催された王位戦から適用される。 ** 農心辛ラーメン杯の前期選抜者は他棋戦とのバランスを考慮して今期敗れても昇段適用点数には勝利点を適用する。 *** 棋戦のランキング(序列)は毎年見直される。
■細部規則 ・本選シード以上の場合は勝利点(90点)を与える。 ・昇段点数(現行平均点数65点以上)を40点以上とする。 (対局数に応じて平均点数75点、70点、65点で昇段する) (例)初段→二段の場合 -対局数10〜14局までは平均点数75点で昇段 -対局数15〜19局までは平均点数70点で昇段 -対局数20〜24局までは平均点数65点で昇段 -対局数70局以下は平均点数40点で昇段 ・1年に10局、勝利点90点、負け点30点という既存の昇段点数をそのまま遡及適用する。 ・既存のボーナス点制度と女流棋士平均点数引き下げ制度は廃止する。 ・既存昇段大会の残された対局は2月24日〜28日に全部行わなければならない。 (決定した内容は事業部から個別通知する)
■特別昇段制度 特別昇段制度を創設する。 1. 世界戦および国内棋戦優勝、準優勝者に対する特別昇段制度 世界戦:優勝三段昇段、準優勝一段昇段 国内棋戦(ランキング1位〜3位棋戦):優勝二段昇段、準優勝一段昇段 国内棋戦(ランキング4位〜10位棋戦):優勝一段昇段、準優勝ボーナス点200点 ・世界戦の認定基準は別途決める。 ・ランキングは賞金総額規模にする。
2. 世界戦および国内女流棋戦 女流世界戦:優勝一段昇段、準優勝ボーナス点200点 国内女流棋戦:優勝ボーナス点200点、準優勝、特別何もない ・特別昇段制度は通常の昇段以後でも遡及適用する。
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