田村千明
たむら ちあき
Tamura Chiaki

1979年11月26日生れ
O型
香川県出身
苑田勇一九段門下。2003年9月1日入段。2005年6月3日二段。2012年1月18日三段(勝ち数=40勝昇段)。
2006年11月17日、結婚。夫は孫英世四段(当時)。
棋風:
揮毫:

関西棋院の情報 写真
四国で初めての女流棋士。星川信明八段の姪で、星川拓海二段、愛生初段と兄弟のように育つ。

【2003年12月17日 読売新聞(大阪夕刊)】
関西棋院で6年ぶり、15人目となる女性棋士が誕生した。田村千明初段(24)で、年齢制限によってプロ入り資格を失うまで3か月だった。
小学5年生から叔父の星川信明八段に指導を受け、中学3年で院生となり苑田勇一・九段に弟子入り。2年間、内弟子生活を送った。初段手前で伸び悩んでいた2002年7月、相談に乗ってもらうことも多かった長谷川広六段が自宅火事で焼死。「ショックで囲碁をやめたくなり、手合も休んだが、自分の生き方を見つめ直し、今までの努力を無駄にせず彼の分も頑張ろうと吹っ切れた」という。
基本に戻って簡単な詰め碁を解いているうち「囲碁が楽しくなり、対局中にも焦らなくなった」。それから勝ち星が増え、昇格に必要な規定の成績に達した。その後は、公式戦で5勝3敗と順調だ。2003年10月には台湾へ遠征し、現地の若手棋士と対戦した。
目標は女流本因坊4連覇などの実績がある吉田美香八段。「脇目をふらずに勉強し、一局一局を大事に打ち、強くなりたい」と決意を語っている。