青葉かおり
あおば かおり
Aoba Kaori
1978年7月11日生れ

愛知県出身
早稲田大学卒。1996年入段。1999年9月三段。2002年10月四段。2016年6月14日五段(勝ち数=70勝昇段)。
2004年4月-2006年3月NHK杯戦聞き手となり、人気上昇。2007年4月21日結婚(一般サラリーマンと)。
棋風:
揮毫:

日本棋院の情報 写真
【「週刊碁」(2007年5月21日号)】
青葉かおり四段が4月21日、名古屋マリオットアソシアホテルで結婚式を挙げた。お相手は高校の同級生・和田圭介さん。おめでとうございます。

【2004年11月12日 毎日新聞「この一手」(石井妙子)】
2004年4月からNHK杯の司会を務めている青葉かおり四段。所属は日本棋院中部総本部だが、現在はNHKの収録もあり、週に一度は名古屋と東京を往復している。26歳という若さだが、17歳で入段しており、プロ生活はすでに10年近い。
碁を知ったのは7歳のとき。アマチュア1級の父に手ほどきを受けて興味を持ち、中部総本部の子供教室に通うようになった。親に無理やり勧められてということではなく、始めから自然と夢中になったそうだ。「たぶん囲碁との相性がよかったのだと思います。姉二人はルールを教えられても全く興味を持たなかったようですから」
子供教室に通い出すと、すぐにプロになりたいと思うようになった。「まだちっとも強くないのに将来はプロになるんだと思い込んでいて」と当時を振り返って笑う。その後は院生になり羽根泰正九段門下となって研鑚を積んだ。同時に県下でも有数の進学校として知られる旭丘高校に進学。学業と両立の中、1996年、高校2年生でプロ試験に合格した。「花の96年組」といわれる同期には、潘善h七段、金秀俊七段、祷陽子五段、河野臨七段、梅沢由香里五段らがいる。
プロデビューを果した高校3年生のときは、手合の関係であまり学校に通えなかった。だがそれでも大学進学をかなえ、早稲田大学では歴史を専攻。在学中は所属を東京本院に移して学業と両立させ、卒業と同時に再び中部総本部に戻った。
NHKの司会を務めるようになってからは、棋士としての存在意義を自分に問いかけることが多くなった。「アマチュアの方に観賞してもらえる碁を打つことをプロとしては目指さなくてはいけないと思うんです。でもそれにはまだまだ勉強が足りません」。昔は女流タイトルを取ることに憧れた。でも今は「できるだけ勉強して実力をつけたい。それだけが願いです」。