杉内雅男
すぎうち まさお
Sugiuchi Masao
1920年10月20日生れ

宮崎県出身
1933年上京。井上一郎五段に入門。1937年入段。1959年3月19日九段。2017年11月21日死去。
最高位戦(3月18.19日)で中村勇太郎七段に勝ち九段に昇段。日本棋院4人目、全体で9人目の九段に。奥様は杉内寿子八段。
棋風:
揮毫:
1976年(第2期)天元戦準優勝(56歳)
1963年(第7期)囲碁選手権戦優勝(43歳)
1959年(第4期)早碁名人戦優勝(39歳)

日本棋院の情報 Wikipediaの情報 最年長勝利記録更新(2008年10月23日)【中国・棋聖道場】
写真(80歳)
【2004年12月3日 朝日新聞】
杉内雅男九段(84)が12月2日、東京・八重洲の日本棋院八重洲囲碁センターで行われた第31期名人戦(朝日新聞社主催)予選Cで趙祥衍五段(63)に白番中押し勝ちし、公式戦通算800勝目を挙げた。通算800勝は史上22人目。84歳1カ月での達成は岩田達明九段(78)の78歳8カ月を抜いて歴代最年長記録となる。
杉内九段は1920年(大正9年)10月20日宮崎県生まれ。1937年4月に16歳で入段。1959年に早碁名人位を獲得、1963年に第7期囲碁選手権戦優勝。1954年と1958年には本因坊戦に挑戦したが、ともに高川秀格本因坊に2勝4敗で敗れた。夫人は女流棋士杉内寿子八段。
通算800勝時点での年齢を見ると、これまでは藤沢秀行名誉碁聖(79)の69歳2カ月(1994年9月8日達成)が最年長だった。岩田九段が今年9月23日、10年ぶりに記録を塗り替えたばかりだが、わずか2カ月あまりで再び更新される形となった。
杉内九段は現在、日本棋院所属現役棋士としては森川正夫五段(85)に次ぐ年長棋士。プロ初勝利は1937年4月21日の大手合、瀬尾寿初段戦で黒番4目勝ち。今年度はここまで22局打って10勝12敗で、この日の勝利で名人戦予選Cを突破、予選B進出を決めた。通算成績は800勝561敗(12持碁)で、勝率は5割8分8厘。