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上野愛咲美女流棋聖、45勝で新記録 最多勝も確実
【2021年11月20日(土) 産経新聞
囲碁の「第16回広島アルミ杯・若鯉戦」が20日、広島市で行われ、上野愛咲美(あさみ)女流棋聖(20)が大谷直輝四段(28)と小池芳弘六段(23)を破り、21日の準決勝に進出した。この日の2勝で上野女流棋聖は今年45勝(21敗)となり、自身が令和元年に記録した44勝(25敗)の女性棋士最多勝を更新した。女性のみが出場できる5つの女流棋戦であげた15勝を含む45勝は、約350人が所属する日本棋院全体でもトップ。2位の福岡航太朗二段(15)=38勝11敗、3位の仲邑菫二段(12)=37勝18敗=らは今後予定される対局が少ないため、上野女流棋聖の今年の最多勝が確実となった。日本棋院が最多勝棋士などを表彰するようになった昭和42年以降、勝利数で女性棋士の最高順位は、藤沢里菜女流本因坊(平成30年、43勝23敗)の2位。上野女流棋聖は2月に行われた天元戦の本戦に挑んだが敗退。「大和ハウス杯 第60期十段戦」(産経新聞社主催)も予選を勝ち抜いており、12月に行われる予定の余正麒(よ・せいき)八段戦で、自身初の七大タイトル本戦白星を目指す。21日に準決勝と決勝が行われる若鯉戦は30歳以下、七段以下の棋士に出場資格がある。上野女流棋聖(四段)は準決勝で、六浦雄太七段(22)と対局する。昨年の大会は藤沢女流本因坊が優勝。男女混合棋戦を女性棋士が初めて制する快挙だった。
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