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「悔しい」仲邑菫初段、デビュー戦敗北…盤面見つめる
【2019年4月23日(火) 読売新聞
 4月1日付で国内史上最年少の囲碁棋士となった仲邑菫(なかむらすみれ)初段(10)が4月22日、大阪市北区の日本棋院関西総本部でデビュー戦となる竜星戦予選に臨み、同期入段の大森らん初段(16)に174手で中押しで敗れた。仲邑初段は終局後、悔しさをかみしめるように盤面を見つめていた。記者会見では「緊張してあまりうまくいかなかった。悔しい。次は頑張りたい。将来は女流タイトルを取り、世界で活躍したい」と話した。10歳1か月でのデビュー戦は、藤沢里菜女流三冠(20)が11歳8か月で達成した最年少記録を更新した。対局は、約40社100人の報道陣が見守る中、仲邑初段の先番で始まった。中盤まで互角の展開だったが、競り合いで劣勢になった。勝負手を放って最後まで見せ場をつくったが、的確に対応する大森初段に押し切られた。竜星戦は囲碁・将棋チャンネルの主催する早碁棋戦。この日は予選では異例の生中継が行われた。仲邑初段は同総本部所属の棋士、仲邑信也九段(46)の長女で、関西棋院(大阪市)や韓国棋院などで実力を磨いてきた。日本棋院が昨年末に新設した「英才特別採用推薦棋士」の第1号に選ばれた。
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