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会津中央病院・女流立葵杯 4強確定
【2018年4月13日 福島民報社】

 福島県会津若松市東山温泉を舞台に繰り広げられる女流囲碁タイトル戦「第5期会津中央病院・女流立葵杯」は4月12日、大阪市の関西棋院と東京都の日本棋院本院で本戦1回戦の最終対局が打たれた。関西棋院で吉田美香八段(47)が加藤啓子六段(39)に黒番中押し勝ち、日本棋院本院では星合志保二段(20)が青木喜久代八段(49)に黒番七目半勝ちした。このほか謝依旻(しぇい・いみん)女流本因坊(28)と田村千明三段(38)がすでに2回戦進出を決めており、会津入りする4人が確定した。

 関西棋院では過去に複数期タイトルを経験している「本格派」同士が激しく火花を散らした。白の加藤六段は向かい小目の構え。黒の吉田八段は左上隅からカカリ、定石の途中で左下隅に転戦した。白も先手で切り上げて右下隅にカカるなど、互いに足早に打ち回して序盤からどこにもくつろいだ石がない。中盤以降、右辺の黒模様を白が荒しにいって戦端が開かれた。中央での戦いの過程で白は上辺と下辺に確定地を得たが、黒も右辺から中央にかけて立体的な模様を描く。最後は右辺で黒が白の大石を仕留めて投了となった。吉田八段は会津入りが待たれていた関西棋院の「女流レジェンド」。予選決勝で、第2回会津杯の覇者で5回連続出場を狙った王景怡(おう・けいい)三段(31)に勝利し、初の本戦入りを決めた。「この数年ひどかったが、今日は集中が切れずテンポよく打てた」と会心の勝利に満足そう。阪神大震災で被災した神戸市に住んでおり、本県の復興に大きな関心を寄せている。「大震災があったにもかかわらず、会津杯というタイトル戦を創設した福島の底力に驚いている。福島県を訪れるのは初めてだが、励みになるような碁を打たなければならない」と城下町決戦を見据えている。加藤六段は3年ぶり3回目の本戦出場、ベスト4進出は2回目で、会津杯とは相性がいい。今年3月にはプロ棋士ペア碁選手権で井山裕太七冠(28)と組み優勝した。現在進行中の女流本因坊戦本戦にも名を連ねるなど、コンスタントに活躍しているが、この日は思うような展開に持ち込めず「あまりいいところがなかった」と言葉少なだった。
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