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井山裕太名人、初戦落とす 囲碁世界戦・決勝三番勝負
【2018年2月5日 朝日新聞】

囲碁の世界メジャー棋戦「第22回LG杯棋王戦」の決勝三番勝負第1局が2月5日、東京・市ケ谷の日本棋院で打たれ、日本勢として13年ぶりのメジャー制覇をめざす井山裕太名人・七冠(28)は、中国の謝爾豪(しゃじごう)五段(19)に黒番中押し負けした。先に2勝した方が優勝する制度で、井山は早くもカド番に立たされた。第2局は2月7日に同じ日本棋院で打たれる。日本の囲碁界は20世紀まで世界の頂点に君臨してきたが、1990年代半ばから韓国、中国が台頭。日本勢の世界メジャー制覇は2005年に張栩(ちょうう)九段(38)がLG杯を制したのを最後に途切れている。決勝進出も11年ぶりで、国内で2度の七冠独占を遂げた井山に日本囲碁界復権の期待がかかっている。LG杯は韓国の財閥LGグループがスポンサーにつき、97年に創設。現行の世界メジャー7棋戦の中では歴史が長く、権威ある棋戦の一つ。

     ◇

13年前のLG杯で優勝し、今回現地の大盤解説会で解説を担当した張栩九段は、「碁の内容はすばらしかった。一進一退の攻防から井山さんが右辺を取って、中央もしのげて、勝てるかなと思われた矢先に強烈な勝負手が来た」とし、「妥協していれば井山さんが少しよかったようですが、肝心な場面で失着がでた」と対局を振り返る。「一瞬の出来事でした。相手の勝負強さをほめるべきだ。井山さんは勝ちが見えた瞬間だけに心の隙を突かれたのかもしれない。正しく対応できなかったのは残念。ショックな負け方。早く立ち直って欲しい」と話した。
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