本因坊戦リーグ 17歳・芝野虎丸、最年少で参戦 |
【2017年9月5日 毎日新聞大阪朝刊(最上聡)】
第73期本因坊戦リーグ(毎日新聞社、日本棋院、関西棋院主催)への参加をかけた最終予選決勝、芝野虎丸(とらまる)七段(17)と許家元(きょかげん)四段(19)の対局が9月4日、東京・市ケ谷の日本棋院で打たれ、芝野が白番中押し勝ちし、初のリーグ入りを決めた。17歳9カ月でのリーグ入りは、史上最年少だ。
芝野虎丸は2014年9月、プロ入り。今年7月、プロ入りからの史上最速記録となる2年11カ月で、全棋士参加の竜星戦で優勝するなど、台頭著しい若手の一人だ。これまでのリーグ入りの年少記録は、第69期の余正麒(よせいき)七段(22)の18歳2カ月。
芝野虎丸のほか、小林覚(さとる)九段(58)と伊田篤史八段(23)、余正麒がリーグ復帰。前期からリーグに残留している本木克弥八段(22)と羽根直樹九段(41)、山下敬吾九段(38)、黄翊祖(こういそ)八段(30)と合わせ、参加棋士が出そろった。
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