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王座戦 一力遼七段が挑戦者に
【2017年8月25日 日本経済新聞】


王座挑戦者決定戦を制した一力遼七段(左)と、敗れた芝野虎丸七段(8月25日、東京都千代田区)
第65期囲碁王座戦(日本経済新聞社主催)の挑戦者決定戦が8月25日、東京・市ケ谷の日本棋院で打たれ、一力遼七段(20)が芝野虎丸七段(17)を破って井山裕太王座(28)への挑戦権を獲得した。一力七段の王座挑戦は初めて。3連覇、通算5期目を目指す井山王座との五番勝負第1局は10月20日、横浜市の横浜ロイヤルパークホテルで打たれる。

一力七段は、六冠をもつ井山王座を追う若手の筆頭格。囲碁の人工知能(AI)による最新戦術に明るく、深い読みに基づいた仕掛けの鋭さと正確な形勢判断に定評がある。今年は国内トップの33勝(9敗)を挙げており、中国国内の甲級リーグにも参戦している。早稲田大に在学中。井山王座との対戦成績は一力七段の3勝5敗。昨年は天元戦に挑戦したが1勝3敗ではね返された。

一力遼七段(いちりき・りょう)1997年生まれ、仙台市出身。宋光復九段門下。2010年入段。14年棋聖戦リーグ入りで七段。16年竜星戦優勝、天元戦挑戦。
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