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井山裕太九段、名人戦挑戦者に
【2017年7月28日 毎日新聞(新土居仁昌)】

7月28日、大阪市北区の日本棋院関西総本部で打たれた第42期名人戦(朝日新聞社主催)の挑戦者決定リーグ戦で井山裕太九段(28)は村川大介八段(26)を降し、1局を残し7勝0敗の成績で高尾紳路名人(40)への挑戦権を獲得した。文裕は7大タイトルを独占していた前期の名人戦で高尾に敗れ66冠に後退したが、その後残りのタイトルをすべて防衛し、リターンマッチで7冠返り咲きに挑む。名人戦七番勝負第1局は8月30、31日に大阪市北区で打たれる。

井山裕太九段は村川大介八段に146手で白番中押し勝ちし、公式戦の連勝記録を16に伸ばした。ほとんどがタイトル戦やリーグ戦で、韓国での世界戦LG杯朝鮮日報棋王戦の2連勝(ベスト8)も含み、絶好調にある。井山自身の最長連勝記録は歴代2位タイの24、1位は故二十三世本因坊栄寿(坂田栄男九段)の29で、井山が連勝記録をどこまで伸ばすかも注目だ。

井山は昨年4月の十段戦で伊田篤史十段(23)を破り、囲碁界初の7冠同時制覇を達成。しかし、同11月、名人位の防衛に失敗し、6冠に後退した。その後、順に王座、天元、棋聖、十段、本因坊、碁聖をすべて防衛し、6冠を堅持している。

井山裕太の話 一局一局の積み重ねで(7冠返り咲きの)チャンスを得られたので悔いのないよう打ちたい。
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