2017中国甲級リーグ第8ラウンド 一力遼初参加、勝利ならず |
【2017年6月18日 韓国・HANGAME】
2017中国甲級リーグ第8ラウンドは一ヶ月ぶりに開催され、韓国棋士6人が出場して5人が勝利をおさめた。特にシン・ジンソ八段とチェ・チョルハン九段は4連勝した。日本棋士では14年ぶりに中国甲級リーグに参加した一力遼七段は第8ラウンドで初めての出場したが、チャン・ウェイジェ九段に中押し負けした。 クー・リー九段、タン・シャオ七段、リー・シャンハオ五段、ヤン・ディンシン五段と共に重慶チーム所属だ。甲級リーグの第9ラウンドは7月15日に行われる。
ランキング1位のパク・ジョンファン九段はシーズン初勝利を上げた。第4ラウンドでチェン・ヤオイェ九段に敗れた後、2回目の登板だったパク・ジョンファンはチャン・リー六段との初めての対決を133手で中押し勝ちした。2位のシン・ジンソ八段は'AlphaGo手法'で、永らく中国ランキング1位を占めた強者柯潔(ス・ウェ)九段を制圧した。 柯潔(ス・ウェ)とは初めての対戦。 主将戦、早碁戦、一般戦を問わず出場しているシン・ジンソは4戦4勝で好調だ。 最近15局戦績も14勝1敗、7連勝後1敗したが再び7連勝中だ。6月ランキングでイ・セドル九段を抜いて4年3ヶ月ぶりに3位を取り戻すなど上昇の勢いのチェ・チョルハンは、中国ランキング2位のミ・ウィティンを破った。ミ・ウィティンは4連敗中でチェ・チョルハンとの通算戦績でも4勝6敗で後れていた。チェ・チョルハンはシーズン4連勝で、7連勝していたミ・ウィティンはブレーキがかかった。4位イ・セドル九段は中国ランキング3位のレン・シャオ八段との接戦を1目半勝ちした。中央攻防で鋭い読みで得点したのが決定的勝因だった。レン・シャオには4戦4勝でシーズン戦績は3勝3敗。5位アン・ソンジュン七段は難敵のうちの1人であるトゥ・ジャシ九段を破って勝利した。トゥ・ジャシとは2015年夢百合杯16強戦で勝利したのに続き2連勝。9位のイ・ドンフン八段は、タン・ウェイシン ジンクスを克服できなかった。先月LG杯32強戦で敗れるなど3敗中だったイ・ドンフンは、タン・ウェイシンの持ちこたえに煮え湯を飲まされた。中国ルールの特殊性を利用した半コウを持ちこたえたのだが、地数比較で盤面8目を残しても負けた。2連勝で今年のシーズンを出発したイ・ドンフンはその後4連敗に陥った。
全勝はのがしたが、中国の強者を相手に5勝1敗をおさめたことは気持ち良い戦果。今シーズン傭兵として参加している韓国棋士10人は第7ラウンドまで中国棋士を相手に16勝17敗しており、第8ラウンドまでの合算戦績は21勝18敗となる。
一方、コ・ジェ九段はアン・ドンスィ六段を2目半差で破って'AlphaGo後' 8連勝している。ファン・ティンウィ九段はパク・ヨンフン九段と春蘭杯決勝を控えているタン・シャオ八段を中押し勝ちで破って8連勝した。 8連勝はファン・ティンウィただ一人だ。
中国リーグは甲級、乙級、丙級リーグで運営されて成績により上-下位リーグ間に昇降級をする。ポストシーズンなしで14チームによるダブルリーグ26ラウンドで競争を行う。
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