日本、中国乙級リーグに参加 |
【「週刊碁」2017年6月19日号 2017年6月12日発売】
中国乙級リーグが6月8日から中国浙江省衛州で始まった。今期リーグには昨年昇級を決め、久々に乙級で打つことになった日本の「日中友好チーム」が参加する。メンバーは伊田篤史八段、余正麒七段、許家元四段、芝野虎丸三段の4人。昨年チームメンバーだった一力遼七段は今年は甲級リーグに参加するためメンバーから外れ、代わりに芝野虎丸三段が入ることになった。出発直前の6月6日にはご協賛いただく大坪英夫氏や團宏明日本棋院理事長らが日本棋院に集い、選手を激励した。
乙級リーグの参加チーム数は16。丙級に比べぐっとレベルが上がる。8回戦を行って順位を決め、2チームが昇級、3チームが降級する。容易な戦いではないが、期待をもって見守りたい。団長の孔令文七段は「連日対局があるので、たとえ負けても気持ちを切らさないように臨むことが大切。やっとの思いで成し遂げた昇級です。若い4人には1局1局を大事にして、全力を出し切って欲しい」と話した。
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