アルファ碁へのコメント色々 |
【「週刊碁」2017年6月12日号 2017年6月5日発売】
王汝南中国囲碁協会会長 世界は多様化しています。囲碁は日中韓を中心に発展していましたが、これからは世界中で打ってもらわなければいけません。今回をきっかけに世界の人に囲碁を知ってもらいたい。囲碁界はますます発展していくと思います。
華以剛八段(中国) 今大会のテーマは棋士とアルファ碁がともに未来を創造することでした。AIと囲碁がであったことがお互いにとって幸せなこと、AIが強いことは囲碁の発展につながると思います。
劉星七段(中国) アルファ碁の「局面をコントロールする力」は素晴らしい。対局を実際に見てその強さを感じました。
内廼偉九段(中国) 囲碁界にしたら負かされたのは悔しいですが、碁盤を広く見ることをAIから教わりました。もっと自由に戦えるんだという感動がありました。アルファ碁から勉強し、もっと強くなれるように努力したい。
時越九段(中国) アルファ碁と対戦し、多くのことを学びました。AIは人類の生活を様々な形で向上させることができると感じました。
山城宏日本棋院副理事長 ある程度予想できたことだが、改めてAIの進化を実感した。今後はAIと同じ土俵で戦うと言うより、囲碁の真理を追求するためや、プロを目指すような子供たちが才能を磨くことに使用することが望ましいと考える。囲碁を始めとしてAIと共存するような世界が今後、構築されていくことを期待する。
王銘宛九段 AIに対し現状認識を確かなものにしてくれました。AIとはこれから一緒にやっていかざるを得ないわけですが、はっきり道筋を見せてくれました。
孔令文七段 私は科学が大好きですので、科学の進歩にはワクワクします。アルファ碁を作ったチームに感謝したい。本当にすごい技術です。今回のサミットでは囲碁を通じて今まで可能ではなかったことができるようになる未来を来ているように感じました。
大橋拓文六段 囲碁界としては、人間とAIとの関わり方をこれからの世の中に見せていきたいと思います。どんな方向かはまだ分かりませんが、AIと共存する道を棋士が示していきたいと思っています。
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