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中国甲級リーグ、一力遼は如何に
【「週刊碁」2017年5月22日号 2017年5月15日発売】

今年、一力遼七段が参加する中国甲級リーグ(2017金立杯囲碁甲級リーグ)が、日本サッカーで言えばJ1に当たる中国国内のトップリーグで、中国のみならず韓国棋士も参加してシノギを削っている。一力遼の出場は今のところ6月中旬の予定。出場に先立ち簡単に紹介する。

創設は1999年。以来、チーム数やリーグ方式などを変えながら継続され、今年からチーム数を12から14へ増加、さらにドラフト制度導入するなど大幅な変更が加えられた。日本から羽根直樹九段、河野臨九段らが出場したことがあるなど外国人助っ人も雇われ、かつて李世石九段が「勝てば1局150万円、負ければ0円」の契約の元勝ちまくって話題になったことがある。各チームには5,6人が所属し、うち4人が対局。「4局のうち1局が早碁、3勝以上で勝ち点を獲得、引き分けでも主将の勝敗が最終的に順位を決める際に考慮される」などのルールに則ってポイントを争う。

一力遼が所属するチームは重慶地産。重慶はリーグ創設年から5連覇するなど名門チーム。チームメイトは地元のヒーロー・古力9段を始め檀嘯七段、李軒豪五段、楊鼎新五段らだ。4月25日に開幕し、5月5日に第4戦が終了した。現在の1位は上海建橋学院(陳耀Y、柁嘉熹、鍾文靖、韓一洲、申旻)、2位・民生銀行北京(時越、彭立尭、陶欣然、許嘉陽、金志錫)、3位・珠海万山(孟泰齢、唐韋星、謝爾豪、王澤錦、陳正勲)と続く。重慶地産は7位。昨年、一昨年は朴廷桓九段、連笑八段が率いる蘇泊爾杭州が連覇している。
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