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囲碁の井山裕太本因坊4連勝で防衛 史上最多の11連覇
【2022年6月12日(日) 日テレNEWS
囲碁の7大タイトルの1つ本因坊戦七番勝負で、井山裕太四冠がタイトルを防衛し、囲碁のタイトル戦連覇記録史上最多となる11連覇を達成しました。本因坊戦七番勝負は、第4局が11日から福岡県太宰府市の九州国立博物館で行われました。過去に、囲碁の7大タイトルを2度独占し、国民栄誉賞も受賞した井山裕太四冠(33)は、本因坊戦でこれまでタイトル戦連覇記録最多タイの10連覇としていました。今期の本因坊戦では、囲碁のタイトルホルダーで、新聞記者でもある一力遼棋聖(25)を挑戦者に迎えましたが、第3局まで3連勝し、タイトル防衛まであと1勝となっていました。第4局では、12日午後6時すぎ、196手までで井山四冠が一力棋聖を投了に追い込み、タイトル防衛を果たしました。本因坊戦で11連覇を達成した井山四冠は、1998年に同じく本因坊戦で10連覇を果たした趙治勲九段のタイトル戦連覇記録を更新しました。対局後の会見で井山四冠は、「趙治勲先生の偉大な記録は、自分も子供のころに囲碁ファンの一人として見ていた記録ですので、そこにチャレンジできたことは光栄に思います」「記録を打ち立てられたことは、できすぎな部分と、自分なりにひとつひとつ精いっぱいやってきた結果がこういう形で出せて非常にうれしく思います」と語りました。


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