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仲邑菫二段「序盤から中盤まで相当悪かった」最年少タイトルへの道は黒星発進 藤沢里菜女流名人はV5へ自信
【2022年4月15日(金) スポーツ報知(瀬戸 花音)】
 囲碁の中学生棋士で、史上最年少でタイトル獲得を目指す仲邑菫二段(13)が藤沢里菜女流名人(23)に挑戦する第33期女流名人戦三番勝負の第1局が14日、東京・千代田区の日本棋院で打たれ、藤沢女流名人が248手で白番中押し勝ちし、先勝した。初のタイトル戦に臨んだ仲邑は黒星スタートとなった。第2局は16日に同所で行われる。終局直後、仲邑は「序盤から中盤まで相当悪かった。序盤はすごく反省点が多いと思いました。中盤から少し盛り返したかなと思ったんですけど」と振り返った。仲邑は現在、13歳1か月。タイトル挑戦の最年少記録は更新しており、残り2局を連勝すれば藤沢が持つ15歳9か月でのタイトル獲得最年少記録も更新する。対局前から「圧倒的ヒール役」と自らを位置づけていた藤沢は、「異様な空気だったが、対局が始まったらいつもと変わらず臨めた。あさっては自分の力を出し切って精いっぱい頑張りたい」と5連覇へ自信を見せた。仲邑は「そこまで落ち込むタイプじゃない」と自身を分析。「結果を意識せずに自分の力を出し切れるように頑張る」と前を向いていた。


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