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二刀流?!将棋の渡辺明二冠に囲碁アマ三段の免状 仲邑菫二段とのハンディ戦勝利の実力評価
【2022年3月30日(水) サンスポ
将棋の渡辺明二冠(37)=名人、棋王=が囲碁のアマチュア三段に認定され、29日、東京都千代田区の日本棋院で免状を贈呈された。新春の新聞紙面用に実施された中学生棋士、仲邑菫二段(13)との記念対局のハンディ戦(6子局)で黒番13目勝ちした実力が評価。渡辺二冠は「三段をいただくのは荷が重い。甘めの認定だと思う。段位に追いつくように勉強したい」と恐縮した。本業では今月20日に棋王10連覇を達成し、4月6日に3連覇がかかる名人戦七番勝負が開幕。将棋の対局や研究で多忙な中、4、5年前から本格的に囲碁を始め、義姉にあたる囲碁棋士の佃亜紀子六段(50)からも習ったという。「将棋の棋風と似てきて、碁でも守りを固めて地を取るのが好き。詰め碁に苦戦しているので、本腰を入れたい」と意欲を見せた。日本棋院理事長の小林覚九段(62)は「あまり碁を強くならない方が。ぜひ将棋の方で」とユーモアを交えてエールを送り、笑いを誘った。日本棋院によると、将棋棋士の囲碁アマ有段者、囲碁棋士の将棋アマ有段者は多数おり、過去には中原誠十六世名人(74)に囲碁のアマ六段の免状を贈呈。アマ三段は「高段者ではないが、大変な実力者」という。渡辺二冠は「機会があったら、中原先生とお手合わせしていただきたいです」と希望した。


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