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「秀哉忌」 本因坊文裕が祭主、大淵盛人九段の一門ら参列
【2022年1月18日(火) 毎日新聞(武内亮)】
 囲碁の二十一世本因坊秀哉(しゅうさい)(1874〜1940年)をしのぶ「秀哉忌」が命日の18日、東京・巣鴨の本妙寺で営まれた。昨年、歴代1位タイの本因坊10連覇を果たした本因坊文裕(32)=井山裕太九段=が祭主を務め、秀哉の流れをくむ大淵盛人九段の一門や、毎日新聞、日本棋院の関係者らが参列。本堂で法要を行った後、墓前で手を合わせた。秀哉は世襲制最後の本因坊で、現在の実力制のタイトル戦の設立に尽力した。同寺には、四世道策以降の歴代本因坊らの墓所があり、秀哉もこの寺に葬られている。今期の本因坊戦で前人未到の11連覇を目指す文裕は「ここに来ると、身が引き締まる思いがする。(11連覇は)積み重ねないとチャレンジできない記録であり、戦える幸せに感謝しながら、自分の力をすべて出せれば」と話した。


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