トップページ > 過去ログ > 記事閲覧
相生市のの高1・田中康湧さんプロ棋士に
【2017年7月9日 毎日新聞地方版/兵庫(松田学)】


西播地方で初めて囲碁のプロ棋士に認定された田中康湧さん=兵庫県赤穂市の赤穂楽碁会で、松田学撮影

相生市の大阪学芸高1年、田中康湧(こうゆう)さん(16)が6月、関西棋院から囲碁のプロ棋士に認定された。田中さんが小学生のころから通う赤穂市の囲碁同好会「赤穂楽碁会」(黒田紀典会長)によると、現行制度下で西播地方から囲碁のプロ棋士が誕生するのは初めてという。6歳の時に、自宅近くの囲碁教室で興味を持った。小学3年で赤穂楽碁会に入会。めきめきと頭角を現し、並み居る大人を圧倒した。小学6年で関西棋院のプロ棋士養成機関「院生」に入って本格的に囲碁修行を始めた。田中さんは「いくら勉強しても正解がない。奥が深い」とその魅力を語る。「七大タイトルの一つでも取り、多くの人に囲碁の面白さを広めたい。そして、将棋の藤井聡太四段の連勝記録29も抜きたい」と目を輝かせる。


Page: [1]